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カタールフレンド基金助成事業「災害とジェンダーに関する人材育成プログラム」
『自然災害におけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント』事業
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本事業では「自然災害におけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント」を主軸として、性別に関わりなく協働での避難所運営、女性や子どもへの暴力の防止、多様性への配慮など”命とくらしを守る”ための学びをとおして、町内会や所属団体での実践につなげていきたいと考えています。
*終了報告
多様な視点に立った避難所運営について平常時から取り組むことが大切であると考え、今回盛岡地区と宮古地区の2会場にて出前講座を実施しました。講座には町内会役員や児童民生委員、男女共同参画を地域で進めるリーダー、関係機関・行政職員など、災害時には地域の核として対応にあたられる皆さんの参加を得て共に考え、実践につないでいく場となりました。
今回の講座では、昨年度作成した「避難所運営ガイドライン」を使用しながら多様な人に配慮し、地域に暮らす人々が協働しながら運営していくことなど熱心な話し合いが行われ有意義でした。ご参加いただいたみなさんが、地域での学習会の開催、また地域独自の避難所運営マニュアルの作成などに活かしていただければと考えています。
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【盛岡地区】
*日時:2015年5月8日(金曜)14時から16時
*会場:みたけ地区活動センター
*講師:早稲田大学地域社会と危機管理研究所 招聘研究員
減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表 浅野 幸子さん
*内容:
①防災グッズ見学
②避難所シミュレーション
③避難所運営ガイドライン説明
④今後の避難所運営についての話し合い
*参加者の声:
・平常時から災害を想定した訓練の中に避難上運営の取組みを行い、防災意識を町内会の中に浸透させていくことが大切なので実践につなげたい。性別による役割分担ではなく、住民みんなで協力することが大切だと思った。
・今までは女性は炊き出しという事が多かったが、本日の講座を聞き、さまざまな人が運営に関わることが必要だとわかったので今後に活かしていきたい。
【宮古地区】
*日時:2015年5月15日(金曜)14時から16時
*会場:フラットピアみやこ
*講師:早稲田大学地域社会と危機管理研究所 招聘研究員
減災と男女共同参画 研修推進センター 共同代表 浅野 幸子さん
*内容:
①基本的な論点
②話し合い
③連携による事例紹介
④避難所運営ガイドライン説明
⑤今後の取り組み、質疑
*参加者の声:
・活動センターを避難所に想定した訓練でより具体的で実際の場面と運営についてイメージすることができ、自分自身の考えに変化があった。日ごろから、「避難所運営ガイドライン」を使った講座が必要。
・ガイドラインの説明を聞き、非常時に備えこのようなガイドラインを使った平常時からの取組みが重要だと思った。
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